デイビッド・クローネンバーグ（David Cronenberg） - Mad-Richardの悪ガキ音楽＆映画日記

1943年3月15日カナダのトロント生まれ。
1961年トロント大学に入学し生化学、生物学を専攻するが1年後に英文学部に転向、在学中に短編小説で賞を受ける。
在学中に16ミリで短編映画『Transfer』『From the Drain』の2本の短編ＳＦを製作する。

多くのＴＶ作品を手がけたのち、肛門から人体に侵入する生物を描いた『シーバース』で劇場映画監督としてデビュー。
1990年にはフランス政府から、芸術文化勲章「シュヴァリエ」を授与され、1999にはカンヌ国際映画祭で審査委員長もつとめている。

また、俳優として『ミディアン　死霊の棲む街』(1990)『ジョン・ランディスのステューピッド　おばっかち地球防衛大作戦』(1996)『レザレクション』(1999)などに出演している。

監督作品
■ 『ステレオ／均衡の遺失』(1968・ビデオ : Director, Writer, Cinematographer, Editor)
■ 『クライム・オブ・ザ・フューチャー／未来犯罪の確立』(1970・ビデオ : Director, Producer, Writer, Cinematographer, Editor)
■ 『シーバース／人喰い生物の島』(1975・日本劇場未公開 : Director, Writer)
■ 『ラビッド』(1977 : Director, Writer)
■ 『ファイヤー・ボール』(1979・日本劇場未公開)
■ 『ザ・ブルード／怒りのメタファー』(1979 : Director, Writer)

『スキャナーズ』(1980 : Director, Writer)

Scanners - trailer

超能力戦を描く『スキャナーズ』の頭部爆発シーンで一躍注目を浴び

『ビデオドローム』(1983 : Director, Writer)

Videodrome - trailer

当時『ビデオドローム』は日本では劇場公開されなかったが、難解なストーリーやフェティシズム描写が話題となり後年の『イグジステンズ』にも繋がる「生物と機械が融合したようなプロップ」でカルトな人気を集め、注目作家となった。

『デッドゾーン』(1983 : Director)

『デッドゾーン』はアヴォリアッツ国際ファンタスティック映画祭で３部門を受賞。
Dead Zone - trailer

スティーヴン・キング原作の映画は多数あるけど、これを超えるのはないです。

『ザ・フライ』(1986 : Director, Writer)

『ザ・フライ』ではアカデミー賞特殊効果賞を受賞。
Fly - trailer

『戦慄の絆』(1988 : Director, Producer, Writer)

『戦慄の絆』ではアヴォリアッツ国際ファンタスティック映画祭グランプリ、ロサンゼルス映画批評家協会賞最優秀監督賞を受賞。
Dead Ringers - trailer

『戦慄の絆（Dead Ringers）』手術道具

全てクローネンバーグのデザインです。彼は古い手術道具のコレクターで、『戦慄の絆』では自らデザインした手術道具が多数スクリーンに登場。