Cocco(こっこ)


1977年1月19日生まれ
シンガーソングライター、絵本作家。沖縄県那覇市出身。
O型。スピードスターレコード所属。
沖縄芝居役者の真喜志康忠は祖父にあたる。
本名は非公開だが、本名は真喜志智子(まきしさとこ)と言われている。

Coccoとは自由の女神を意味する言葉。

名付け親は琉球大学の教授が名づけたという説と、姉が名づけたという説がある。他にも本名「さとこ」を幼い頃「さとこっこ」と言っていたから、という説や、何処かの楽園にあるという樹木の名前から取ったなど、諸説あり確定不能。インディーズ当時の名前は「Cocko」。メジャーデビューにあたり、「Cocco」と改名。
また、彼女は自身の事を「飽きっぽいから」という理由から「あっちゃん」と言っている。また、「あきあきあっちゃん」とも、ライブでは「アイドルあっちゃん」とも称していた。ファンからもCoccoに親しみを込めた呼び名としてよく使われている。活動休止以前のスタッフやバンドメンバー達からは「姫」と呼ばれていた。ちなみにベスト版のクレジットには「姫」という表記がある。

音楽活動中止前の動き


■1996年11月21日、シングル「Cocko」でタワーレコードbounceレーベルからインディーズデビュー。日米両国でリリース。
■デビュー直後、アメリカはテキサス州オースティンでイベントライブ「SOUTH BY SOUTHWEST '97」に出演、大成功を収める。
■この前後に雑誌「Olive」に読者モデルとしてグラビアに登場した。名前のクレジットは「眞喜志こっこ」となっていた。
■1997年3月21日、ビクターエンタテインメントからマキシシングル「カウントダウン」でメジャーデビュー。
■デビュー当時は楽譜すら読めなかったという話があり(これは本当の話)自分の考えをプロデューサーなどに伝えるために絵などを持ち込んでイメージを伝えていたという(テレビ朝日系で2001年8月18日に放送されたドキュメンタリー番組「Coccoを愛した人達へ 孤高の歌姫の軌跡」より)。
■11月21日、シングル「強く儚い者たち」(作曲:柴草玲 c/wの作曲者は成田忍)をリリース。この曲がJALのCMソングに使われたことから、このシングルはオリコンチャートに半年もランクインするロングヒットとなり、Coccoの名が一般的に知られるようになった。
■1998年1月16日、テレビ朝日系「ミュージックステーション」に「強く儚い者たち」で初登場。同時にこれが初めてのテレビ出演となる。これがきっかけとなり、Coccoの音楽がより多くの人に触れるようになっていく。
■前年の「SOUTH BY SOUTHWEST」のイベントに出演した際、評判を呼んだため、再出演。その際、3月23日付のニューヨークタイムズ紙に唯一写真付きで記事が掲載される。
■同年5月13日、アルバム「クムイウタ」をリリース。オリコン初登場1位を記録、トップアーティストの仲間入りを果たす。
■1999年4月14日、シングル「樹海の糸」(作曲:柴草玲 c/wの作曲者は松本二郎)をリリース。オリコン初登場3位を記録、初のトップ3入りを果たし、その実力を見せ付けた。
■2000年9月、アルバム「ラプンツェル」リリースを記念し、ライブツアーを行う。10月6日に日本武道館にてツアーファイナルを迎えたが、結果的にこのライブが活動停止前の最後のライブとなる。なお、このライブの模様は後にスペースシャワーTVで放送されている。
■2001年2月21日、シングル「羽根〜lay down my arms〜」

ディスコグラフィー


シングル
「Cocko」1996年11月21日発売 インディーズシングル
日米同時リリース。全3曲収録。 日米盤ともに廃盤。

「カウントダウン」1997年3月21日発売 メジャーデビューシングル オリコン最高位98位
カウントダウン PV

「強く儚い者たち」1997年11月21日発売 2ndシングル オリコン最高位18位
強く儚い者たち PV

強く儚い者たち (Live Earth o7/7/7)

「強く儚い者たち」:日本航空JALハワイキャンペーン」CMソング

「Raining」1998年3月21日発売 3rdシングル オリコン最高位17位
Raining PV

「Raining」:映画「式日」主題歌

「雲路の果て」1998年10月7日発売 4thシングル オリコン最高位6位
雲路の果て PV

「樹海の糸」1999年4月14日発売 5thシングル オリコン最高位3位
樹海の糸 PV

「ポロメリア」1999年10月14日発売 6thシングル オリコン最高位9位
ポロメリア PV
大好きな曲だけど落ちてました(涙)

「水鏡」2000年4月26日発売 7thシングル オリコン最高位10位
水鏡 PV

「けもの道」2000年6月28日発売 8thリカットシングル オリコン最高位10位

けもの道 PV

「星に願いを」 2000年7月26日発売 9thシングルオリコン最高位25位

「羽根〜lay down my arms〜」2001年2月21日発売 10thシングル オリコン最高位16位
映画「回路」主題歌
「焼け野が原」2001年4月18日発売 11thシングル オリコン最高位12位
焼け野が原 PV

「ガーネット/セレストブルー」2004年発売 スペシャルシングル(絵本「南の島の恋の歌」購入者限定購入可)
Rainbow PV

■沖縄限定CD+VHSセット「風化風葬」リリースとともに、その日の朝日新聞紙上にて突然活動中止を発表し、衝撃を与える。

風化風葬 ラストライブ

■4月18日にシングル「焼け野が原」、アルバム「サングローズ」をリリースし、活動中止する。

焼け野が原 PV

音楽活動中止後の動き


■2001年9月5日に初のベストアルバム「ベスト+裏ベスト+未発表曲」
PV集「お楽しみ秘蔵ビデオ+全シングルクリップ=計16曲集」を同時リリース。活動中止を惜しむように作品はロングヒットを記録する。
■2002年9月27日に河出書房より自身初の絵本「南の島の星の砂」を発売する(以降全ての書籍作品は河出書房出版)。
■2003年8月15日に「ゴミゼロ大作戦 vol.0 -正しい海への道のりラブレンジャー参上-もしも歌が届いたら 海のゴミを拾ってね」の巻 10分足らずの演奏会Coccoと仲間たち 愛の大合唱沖縄/那覇市内)」によって海岸のゴミ拾いを訴えることとなる。 この模様は地元沖縄のラジオやテレビで紹介される他、TBS系「筑紫哲也 NEWS23」でも、9月5日に放送された。また、この活動の全ては、同年12月24日リリースのDVD・VHS「Heaven's hell」に収められている。活動中止後も、雑誌「文藝」や「H」などに特集が組まれており、地元沖縄のラジオ・テレビなどにも出演が見られる。
Heaven's hell '07

■同年12月頃に、日立製作所の企業CMに出演し、話題となる。これは同社の医療技術をPRしたもので、手塚治虫の漫画『ブラック・ジャック』とのコラボレーション作品であり、出演しながらブラック・ジャックのアフレコとナレーションをしていた。
TVCF

■2004年3月24日発売の尾崎豊トリビュートアルバム「BLUE:A TRIBUTE TO YUTAKA OZAKI」に「ダンスホール」のカバーで参加。
■8月15日に絵本第2作目「南の島の恋の歌」を発売する。購入者には、活動中止後としては初めてとなるシングル「ガーネット/セレストブルー」の購入特典がある。また同日、沖縄では市町村に協力を求めてのゴミゼロ大実戦2004と呼ばれる大規模なゴミ拾いの企画が彼女の手で行われることとなる。絵本は2冊出版、累計で35万部を売り上げ、どちらもベストセラー。特に「南の島の星の砂」はその累計の半分以上を売り上げている。
沖縄ゴミゼロライブ

沖縄ゴミゼロライブ2

■11月23日には、くるり岸田繁をプロデューサーに迎え「こっこちゃんとしげるくん」名義でタワーレコード限定でシングル「SING A SONG -NO MUSIC,NO LOVE LIFE-」をリリース。この曲はタワーレコード創立25周年記念事業『TOWER RECORDS GO! GO! 25th』のテーマソングとして起用された。1996年のインディーズ盤「Cocko」に収録されている「SING A SONG -NO MUSIC,NO LIFE-」のリメイクで、英語ヴァージョンはアルバム「ブーゲンビリア」・ベストアルバム「ベスト+裏ベスト+未発表曲」に収録されているが、日本語ヴァージョンとしては8年ぶりに世の中に放たれることとなった。
■2005年4月15日には、CD付写真集「The Bird」を発売する。CDは7曲入りで彼女のほか写真家にしてミュージシャンであるnanaco、ミュージシャンにして名プロデューサーのDr.StrangeLoveの長田進と根岸孝旨、パーカーショニスト山北健一、新鋭サウンドエンジニア遠藤幸仁が参加。写真集の写真はnanacoが、絵は彼女が担当。
■4月25日、TBS系「筑紫哲也 NEWS23」で、「マンデープラス ?性を超えて? Coccoからの贈りもの」が特集される。性同一性障害を根本的なテーマとして特集され、ここで絵本購入者限定シングルに収録されている楽曲「セレストブルー」にまつわるエピソードが明らかにされる。
■2004年に「こっこちゃんとしげるくん」として作品を出したのをきっかけに、彼女と岸田繁を中心にバンド「SINGER SONGER」を結成。2005年5月25日にシングル「初花凜々」でデビュー。

■「SING A SONG〜NO MUSIC, NO LOVE LIFE〜」2004年11月23日発売 こっこちゃんとしげるくん シングル オリコン最高位9位
SINGER SONGER_M-STATION

■「初花凜々」2005年5月25日発売 SINGER SONGER デビューシングル オリコン最高位3位
初回盤のみ「初花凜々」PV・レコーディングオフショット収録DVD付
SINGER SONGER 花柄 (LIVE)


音楽活動中止の理由


活動中止の理由としては諸説ある。
■大好きな歌を商売にしたくなかったという説
最も有力な説である。「ミュージックステーション」や「筑紫哲也 NEWS23」、DVD「Heaven's hell」でも公言。2006年1月19日刊のスポーツ報知では「マイペースに活動を続けたいという思いを抱いていたCoccoにとって、劇的に変化した周囲の状況が、純粋に歌を歌うという気持ちを薄れさせた。そして、再開を前提として「休止」ではなく「中止」と表現した。」と書してある。
■沖縄の海が汚れてきたからという説
これも有力な説である。「ミュージックステーション」で公言。沖縄に帰る度にひとりで海岸のゴミ拾いを行っており、2003年の「ゴミゼロ大作戦」・2004年の「ゴミゼロ大実戦」は自身が中心となり公案・実行した。
■絵本作家になりたかったからという説
ミュージックステーション」に「焼け野が原」で出演した際に公言。活動中止直後は絵本作家一線でやっていた。
■子育て説
写真週刊誌「FLASH」より、未婚でありながら子供がいたという記事が掲載された。この真相は本人から8歳になる長男がいることが分かった。7月25日発売の新アルバム「きらきら」の自身による楽曲解説でサラリと告白している。収録曲「ハレヒレホ」の解説で、Coccoは「ハレヒレホの意味は不明です。雨上がりの帰り道、濡れた歩道を軽いステップでたららん。気が付いたら『ハレヒレホ?』。スタジオに遊びにきた長男と一緒に歌いました」とつづっている。

しかしどれが本当のところかは定かではない。

音楽活動再開後の動き


■2006年1月19日、活動再開を果たす約5年振りのリリースとなるシングル「音速パンチ」のリリースを発表する。
■2月22日、約5年振りのニューシングル「音速パンチ」をリリース。Cocco名義では「焼け野が原」以来約5年振りのシングル。また、この曲より、作詞作曲のクレジットが従来の“こっこ”から“Cocco”に変わる。
■4月3日、毎日新聞・生活家庭欄で、連載「想い事。」がスタート、掲載は毎月・第一月曜日。
■5月24日、前作「音速パンチ」から約3ヶ月振りという短いスパンで、シングル「陽の照りながら雨の降る」をリリース。「ワンダフルライフ」「誰も知らない」などのヒット作で知られる是枝裕和監督のPVが話題となる。
■6月21日、オリジナルアルバムとしては「サングローズ」以来5年2ヶ月振りとなるニューアルバム「ザンサイアン」をリリース。収録曲「Swinging night」のプロモーションビデオでは実の姉と共演していることでも話題になる。
■7月24日より、2000年以来6年振りとなる全国ツアーをスタート。
■8月5日、ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2006に出演。

■11月4日、Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴ 2006に出演し、アコースティック・ギターの弾き語りで「ノルウェーの森」などを歌った。
■11月21日、年末恒例のNHK紅白歌合戦の出場が内定したとの情報が一部ネット上で流れた。しかし、決定した出場者の中には選ばれておらず、情報が掲載された際にORANGE RANGEとの沖縄対決と具体的な記述もされていたが、結局実現することは無かった。
■12月13日に発売の松田聖子トリビュートアルバム「Jewel Songs -Seiko Matsuda Tribute&Covers-」に「渚のバルコニー」のカバーで参加。
■2006年12月20日NHK出版より写真集「8.15 OKINAWA Cocco」を発売。2006年8月15日に行われた「Cocco沖縄ゴミゼロ大作戦ワンマンライブスペシャル2006 」の模様が収められている。撮影は写真家であるnanacoが行った。
■「音速パンチ」2006年2月22日発売 12thシングル オリコン最高位5位
音速パンチ PV

初回盤のみ「音速パンチ」PV収録DVD付

Swinging night PV



■「陽の照りながら雨の降る」2006年5月24日発売 13thシングル オリコン最高位4位
初回盤のみボーナス8cmCD「blue bird」付
陽の照りながら雨の降る PV

「blue bird」:映画「ヴィタール」エンディングテーマ
blue bird PV

流星群_M-STATION


アルバム

ブーゲンビリア

ブーゲンビリア

■「ブーゲンビリア」1997年5月21日発売 1stアルバム オリコン最高位33位 累計売上約12.2万枚

クムイウタ

クムイウタ

■「クムイウタ」1998年5月13日発売 2ndアルバム オリコン最高位1位 累計売上約87.8万枚

ラプンツェル

ラプンツェル

■「ラプンツェル」2000年6月14日発売 3rdアルバム オリコン最高位1位 累計売上約38.0万枚

サングローズ

サングローズ

■「サングローズ」2001年4月18日発売 4thアルバム オリコン最高位5位 累計売上約22.6万枚

ベスト+裏ベスト+未発表曲集

ベスト+裏ベスト+未発表曲集

■「ベスト+裏ベスト+未発表曲集」2001年9月5日発売 ベストアルバム オリコン最高位1位 累計売上約50.1万枚
初回プレス盤のみステッカー、2曲収録ボーナス8cmCD

■「ひよこぶたのテーマ PART2。」:NHKみんなのうた」オンエア曲

ばらいろポップ

ばらいろポップ

■「ばらいろポップ」2005年6月29日発売 SINGER SONGER 1stアルバム オリコン最高位3位

ザンサイアン(初回限定盤)(DVD付)

ザンサイアン(初回限定盤)(DVD付)

■「ザンサイアン」2006年6月21日発売 5thアルバム オリコン最高位3位 累計売上約12.5万枚
初回盤のみ「陽の照りながら雨の降る」「Swinging night」PV収録DVD付

DVD/VHS

■「風化風葬」2001年2月21日発売
沖縄県限定販売、シングルCD「風化風葬」付

お楽しみ秘蔵ビデオ+全シングルクリップ=計16曲集 [DVD]

お楽しみ秘蔵ビデオ+全シングルクリップ=計16曲集 [DVD]

■「お楽しみ秘蔵ビデオ+全シングルクリップ=計16曲集」2001年9月5日発売 

■「Heaven's hell」2003年12月24日発売
DVD初回盤のみ「Heaven's hell」12cmCD付、VHS初回盤のみ「Heaven's hell」8cmCD

サポートメンバー

ギター
堀越信泰 /西川弘剛 /長田進/ 白井良明 /辻剛 /成田忍

ベース
根岸孝旨

ドラム
向山テツ

キーボード
柴田俊文
(敬称略)


上記テキストはCocco - Wikipediaの掲載資料より参考して抜粋しています。
Apple Store(Japan)